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松原の出張 MUSIC ZOO!! JUNGLE園 Vol.59

みんなオハロ〜! 僕はまだ生きてるよ〜! という事で絶賛、ステージ4の腎臓がんを満喫している松原での隔月コラムが始まりました〜! 何度も言いますがこのコラムは隔月(2ヶ月に1回)なんです。SNS で「ジャングルライフのコラム終わってしまったんですね。毎月大好きで読んでました。とても残念ですが闘病頑張ってください。」みたいなメッセージを貰いましたが、たまたまアナタが見た月がお休みなだけですよ〜! というか全然毎月読んでないのちょんバレやん!

そんなゆる〜い読者の皆様、今年の夏は如何だったでしょうか? 松原の夏は海外に行ったり、毎週末フェスに行ったり、海に行ったり、最高の闘病生活を送っております♪ そして抗がん剤の影響を調べる為の血液検査があるので週に1回ペースで通院しております。あとは3ヶ月毎にCT スキャンを行って、癌の進行を調べるというサイクルなのです。そしてなんと! 4月から始まった抗がん剤の効果を調べるべく3ヶ月後の7月にCT スキャンを行いました! 結果は…見事に癌が小さくなっていたのです! オレ最高♪って事でテンション高く舞い上がり、主治医に「先生! このままだと癌が無くなるかもしれませんねw」って話しかけたら、マジの顔で「いや、松原さん。癌はそんなに甘いものじゃないです。調子乗って、舞い上がらないでください。」…ってバッサリ切られる。いや、調子乗ったのは悪かったけど、そんな言い方せんでええやーん! そんなちょっと冷たい主治医ですが、とりあえず順調に治療が進んでおります。

そして先日の血液検査でも順調で、リラックスしていると数値が高くなるLYMPH というのも普通、がん患者は落ち込んでるので低いらしいのだが、松原は、かなり高い数字。なんだったら正常な人よりも高くて、主治医がマジな顔で「いや、松原さん! リラックスし過ぎ!もうちょっと癌である事を自覚してください。」って怒られる始末。なんなんこの主治医。治す気あるん? ちょっとイラだって言い返す。「いや、自覚してますよ! 何を証拠に!」「だって野外フェスとか行きまくってるでしょ。facebook 見てますよ。もう、癌を舐めてるでしょ! 仕事せずに家で安静にしてください。」…うわ、怖っ! そこまでチェックしてるの!? きっしょ! もうこれじゃ迂闊に主治医の悪口さえも書けへんやん! 後はどうか、このコラムまでチェックされてませんように…

 

松原の出張 MUSIC ZOO!! JUNGLE園 Vol.58

みなさんご存知の通り日本人の死亡原因の第一位はなんと言っても「がん」ですね!医学はめまぐるしく発展しているが未だに解明されずダントツ1位を突っ走るもっとも注目のアイテムですね。そしてなんと!時代の波にいつも敏感な松原は見事先日ステージ4の腎臓がんが発覚し、腎臓を1つ全摘出する手術を行いました!

それまで名前しか知らない「がん」ですが色々調べるうちに詳しくなっていくんだけど、やっぱりまだまだ謎の病気な訳です。松原の場合はもう末期なので余命2年らしいんだけど、突然事故で死ぬ事を考えると2年も準備出来るのはある意味でとてもラッキーな病気だよね。って事でここで突然ですが「がんになっていい事と悪い事ランキング2016 松原調べ」を発表しちゃいま〜す!是非みなさんが癌になった時の参考になれば幸いです!まず悪い事ランキング1位はこれしかわりませんね。そうです!恐らくこれからも不動の1位!それは【死ぬこと】ですね!これはダントツの1位ですね。2位に大きく差を空けて1位。誰かこの王者を破るものはいないのか!?そんな1位の後を追いかけるのは【禁酒】。でも最近はもう我慢する方が体に悪いと思って軽く飲んじゃってるので次回のランキングは圏外になるかもですね。そして3位は【とにかく心配される】です。松原の場合は大きく発表しちゃったので街を歩いててもたまに「松原さんですよね?大丈夫ですか?」って言われるので嬉しいけどちょっと面倒臭いね。行きつけの寿司屋や散髪屋さんでも言われるので説明するのが大変なんだよね。…という感じの悪い事ランキング。1位以外はたいした問題じゃない事が解るね。続いて「いい事ランキング」の発表です。まず第3位は【超心配してもらえること】です!悪い事の3位とほぼ同じですが、やっぱりみんながスゴい優しいので超嬉しいですね。王子様になった錯覚にさえ陥りますw 続いて第2位は【仕事を簡単に休める】です。これはホントに今まで病気になるまで全く手にした事の無い特権なので最初はとまどったけど今となっては「今日体調悪いので予定変更してもいいですか?」って言うと全員が心良くリスケしてくれます!超便利ですね。そして待望の第1位は【がん患者しか出来ないボケを手に入れた事】です〜!!周りでそう滅多にがん患者が居ないので松原しか出来ないボケな訳です。仮に居ても中々「がん」をボケの道具として使わないみたいなので松原のひとり勝
ちです!都合が悪くなったら「あ、がんが痛い」とか言って切り抜けれるし、「余命短いねんから優しくしろや」とかもバリ使えるし、松原のキャラを理解してくれてる人は「あれ?まだ生きてたん?」とかボケて来てくれるので「まだ生きてるわ!」って突っ込むだけでひと笑いが生まれる。他にも一緒に写真を撮る時に「遺影に使ってな」など自分ががん患者である事で沢山のボケが生まれ易いというのが一番のがんのメリットである。でも中にはこれらの「がん」や「余命僅か」のボケをするとリアルに引く人がいるので使い方や、タイミングなどはとてもスキルが必要になってきます。誰でも乗りこなせる訳では無いのである程度センスが必要ですね。最近でも喫煙所で大勢で話しをしていてある人が松原に「タバコいる?」ってボケて来たので「肺がんになるわ!」って突っ込んだら周囲がドン引きして、軽快にスベりました。それではこの辺でお別れです。是非皆さんもがんになった時のボケを今から1つぐらいは用意しておこうね。

 

松原の出張 MUSIC ZOO!! JUNGLE園 Vol.57

最近急に高所恐怖症になった松原の隔月連載コラムが始まりました!という事で今日のコラムはクラウドファンディングについてです。ご存じの方が居たらいいんですが松原はCOMIN’KOBEというイベントで2000万円のクラウドファンディングに挑戦をして皆様のお蔭で無事達成する事が出来ました。

【COMIN'KOBE15存続プロジェクト】
https://readyfor.jp/projects/comingkobe

そのお蔭で全国のクラウドファンディングに挑戦する人から相談の連絡を頂きます。TV取材も受けたり、なんかクラウドファンディングの達人みたいなテンションで持ち上げられているのですがたったその1回だけなので実際よくわかっていないのが正直。そんな中で高校生からの友だちがCUma(キュマ)というバンドをやっています。
そしてその友だちが2000万円の挑戦の時に50 万円を集めてくれたのです。

その恩義を絶対理解しているその友人から「松原、俺らのCD出してくれや」ともはや脅迫に近い、人情ヤクザぶりを露呈してきた。断るに断れず“癒着レコード”というレーベルで4/20にリリースをする事になる。そこで直面する問題がミュージックビデオ(以下MV)の予算である。
癒着でリリースするのに超お金がかかるこのMVの予算なんて皆無。

適当に撮ってきてと丸投げしたら、とんでも無いダサいMVが完成。(YOUTUBE「CUma」で検索!)。
あまりにもダサいMVなので彼らに無責任全快でクラウドファンディングを提案!という事で3/1からクラウドファンディングで50万円を集めて新進気鋭のMV監督(寿司くん)に発注してカッコいいMV を作るというプロジェクトがスタートします!
かなり端折りましたので下記「CUmaの映像作家 寿司くんにMVを撮ってもらい、レーベルからの信頼を取り戻すプロジェクト!」をご覧ください!
https://wefan.jp/crowdfunding/projects/cuma_mv
そしてクラウドファンディングで一番大事なのは支援してくれた人へのリターン(景品)。
興味が無いであろうその景品の一部を軽〜くご紹介♪

▼4万円 バンドHPのメンバープロフィール内のメンバーの名前をアナタのお名前に変更します。
友達に「最近俺(私)バンド始めてん。このHP見てみて〜」とバンドマン気分を味わえます。
家族友人を騙して最高のサプライズを!

▼10万円 次回アーティスト写真の撮影の際、メンバーと交代( 限定5 名)
半年間あなたが撮影されたアーティスト写真でCUmaは活動します。

▼20 万円 ユニクロ様向けコース
ミュージックビデオの衣装だけでは無くツアー中ステージ衣装は全てUNIQLO様の商品を着用。
着用する商品は全て自腹で購入致します!宣伝効果はTVCMの比ではありません!
ユニクロ関係者の皆様!これを逃す手はありませんよ!絶大なプロモーション力を発揮致します!

▼200万円 CUmaを木端微塵に出来る権利
リリースツアー終了後、あなたの合図でいつでもすぐ解散します。遠慮なくお好きなタイミングで解散させてください。

という感じでまだまだくだらないリターンがいっぱいある今回のCUma「ダサいMVを終わりにしたいプロジェクト」。
是非検索して一通り目を通して「ふ〜ん」って思ってくださいね!では木端微塵にバルス!

松原の出張 MUSIC ZOO!! JUNGLE園 Vol.56

電車の中で学生らしき2人の会話。「就活どうなん?」「いや、全然やわ〜。。」「そっか、頑張れよ。あ!あと今週末のキャンプやけど台風来るみたいやから来週にしようか。」「そうなん、わかった。…はぁ…しかし、いいよな〜…。台風は進路が決まってて〜…」

どうも音楽業界の台風の目になりたい太陽と虎の松原です!おはよだよ。という事で今日のお話は先日とある雑誌の取材を受ける事になった時の事です。見たことの無い雑誌だったが、30分程度でいいと言う事なのと中々の好青年の担当者だったので引き受ける事にした。取材日当日、インタビュアーと担当者の2名で事務所にやってきた。取材内容は松原の仕事とCOMIN’KOBEというイベントについてとの事。

簡単な説明を受けてから、さぁ取材が始まるという瞬間にインタビュアーがあたふたしている。担当者が小声で「どうしたん?始めるで?」と少し苛立ってインタビュアーに迫った。「いや、違うんです。テープレコーダーの容量がいっぱいで…」インタビュアーsay。「だから会社出る時に全部消してって言ったやん。」担当者say。「いや、消したはずなんです。。でも何か残ってて…」インタビュアーsay。「いや〜松原さん、すみません。ちょっとお待ちくださいね。」担当者が笑顔で松原に謝罪する。別にこれぐらいで怒る程、器は小さくない。「全然大丈夫ですよ〜!」松原は大人の笑顔で優しく答える。そこからは彼らのやりとりが続く。

「あれ?削除してるのにデータが消えないんですよ…」「なんでなん!?そんな訳ないでしょ。貸して!」担当者はレコーダーを奪って液晶画面を操作するが、「あれ?ほんまや。消えない…なんで。」「でしょ?消えないんですよ。」「だったらもう1個のレコーダーでやろう。持って来てるやんな?」「はい。そうしましょうか。」そして別のレコーダーを鞄から取り出すして電源を入れるインタビュアー。「あれ?電源が入らない。。。」「もう!なんで?貸して!」担当者もさっきまでの笑顔は完全に消えてイライラが顔からこぼれ出る。「ちょっと!これ電池が無いんじゃない?」「いや、電池変えてきましたよ!」「電源が入らないって事は電池しか原因ないやんけ!」「だから会社出る時に2つとも電池を変えたのでそんな事は無いです!」…もう完全に喧嘩になってきている。謎にその場にいる松原は気まずさに包まれ、まるで松原が悪い様な錯覚にさえ陥る。「ちょっとさっきのレコーダー貸して!この電池を抜いて使ってみて!」「いや、だからそんな訳ないですって!」言い返すインタビュアーを無視して担当者が電池を入れ替える。するとレコーダーの電源が見事にONになる。「ほら!入ったやんけ!全然さっきから俺が言った事、出来てないやん!」「いや、僕は絶対データ削除しましたし、電池を変えましたって!」「実際に消えてないし、電池が切れてるやんけ!言い訳するな!」担当者の怒りはピークを迎え、そして「松原さん、すみません。それではインタビューを始めさせて頂きますね。」と引きつったスマイルで話しかけてくる。いや、この空気でインタビュー出来るか〜!ほんでインタビュアーも完全にすねてるし、変な空気出てるやん!マジで何なん、この取材!挙句の果てに「今ので10分ぐらい時間が経ってしまったので20分で取材を終わらせますのでご安心ください!」いやいや、やるならちゃんとしてー!ほんでインタビュアーも全然テンションOFFやから電池と一緒にこいつも変えてください!!!

松原の出張 MUSIC ZOO!! JUNGLE園 Vol.55

日進月歩の世の中、時代にギリギリ付いていくのが必死な松原がお送りするアナログコラムのお時間です。お相手は間違いなく松原です。よろしくお願いします。

という事で中学生の息子が2人もいるシングルファザーの松原な訳ですが遂に2人共にiPhoneを与える事になりました。自分で言うと高校2年生まではポケベルだった事を考えるとゾっとします。ってか羨ましすぎます。今や、学校のクラスでグループLINEがあるぐらいらしくスマホを持っていないのと仲間に入れない様な状況らしい。そこまで来ると羨ましいのか可愛そうなのか怪しい所ですが、先日夜中に家に帰ってきたら息子くんのiPhoneがリビングの机の上に置かれていた。いつもベットに持っていくのに珍しいな〜と思っていたら“LINE受信”の音が鳴った!画面が明るくなり、つい画面を覗いてしまうと確実に女性の名前が表示されているでは無いか!?これはお父さんトテモキニナル。イケナイと解っているがつい画面に手をやり受信したLINEの表示部分を押してしまうと…なんとロックがかかっていないのでLINEのトークルーム画面が表示されてしまった…!ボクハイケナイオトウサン。それは解っているが、もうここまで来ると罪は一緒だ。そんな都合の良い解釈をするのは人間の証拠。少しやりとりを見てしまうと…(女性)「28歳で事務仕事してます。」うわーーーー!まじで?こいつ28歳のOLとLINEしてんの?!?!?!オトウサンビックリ。さらに遡るとどうも彼女は音楽が好きな様子。そこで衝撃のやりとりが…(女性)「えー!ほんと?すごーい!」 ん?何の事か遡ると… (女性)「わたし、まだ行ったことないけど、ずっと行きたかった〜」 ん?何に行きたかったんだろう? (息子)「オレがプロデュースしてるねん!」 (女性)「ほんとにすごーい!」 何のプロデュースをしたんかな? (息子)「COMIN’KOBE知ってる?」 (女性)「もちろん知ってるよー!大好きなバンドがいっぱい出てるから!」 あ、なるほど!うちの息子はCOMIN’KOBEのプロデュースをしてんのか〜!どんどんやりとりを理解して遡ってい… えぇjdhをdhかんsdkljんヴぁ;えrhv?

か、カミングコーベ!?!?! ちょwwそれオレ!オレ!うぉーい!息子ぉぉぉぉ!!!!!!!!衝撃のやりとりに夜中のリビングで声を張り上げてしまう…。28歳の音楽好きのOLに自分がCOMIN’KOBEのプロデューサーと語る中学生。これは親としては頼もしい限りである。でも超心配である。しかしLINEを見たと言い出せないし、この気持ちをどうしたらいいか解らず、翌朝も結局何も言い出せないまま、学校へ見送る。翌日からパスコードロックがかかり、その後の展開を知る事が出来ず。一体いま28歳のOLとどうなっているのか?っつーかもしそのOLがネットで検索をかけたら松原が出てきて、こいつとLINEしてるって思うんじゃないのか!?増々LINEの内容や言葉使いが気になる…。どうかもしこのコラムを読んでいて「私だ!」と思った方がいらっしゃったら是非太陽と虎に電話ください!そしてどうか息子にはバラさないでください。そしてボクと付き合ってください。。。

松原の出張 MUSIC ZOO!! JUNGLE園 Vol.54

あれ? 自由ってなに? そんな仕事に終われた毎日が嫌いじゃない松原がお送りする松原の隔月コラムのお時間です。お相手はもちろん、松原デス!

という事でCOMIN’KOBEも終わり一息…と思いきや休む暇なくすぐに重大な1日が待っていたのです。そう、我がレーベルのEGG BRAINというバンドの活動休止ライブです。覚悟はしていたのですが、やっぱり当日は涙が枯れてしまうぐらいの1日であり、一生忘れない1日となった訳ですが、嬉しい事に全社員が集結してEGG BRAINを見届け、そうなると全員参加の大打ち上げを大阪で開催する運びとなります。

太陽と虎など全店舗お休みで全社員参加なんて中々無い機会なので打ち上げは大爆発する事はここで説明する必要も無い御周知な社風。2次会、3次会と夜は続いていきます。神戸に拠点を置いている弊社従業員はもちろん神戸在住な訳で、全員が始発まで飲み続ける事となる。しかし激しいイッキの応酬で全員がベロベロになり、最終的には気が付くと松原は心斎橋という街を1人で歩いている事に気付く。ワンマンの演出の準備などで寝てなかった事も背中を押して、5分前の記憶さえ解らない状態で1人きりである。社員のみんなを探したい気持ちが溢れているのですがベロベロな状態で、もう諦めて神戸に帰る事にする。そして向かった心斎橋駅はシャッターがまだ閉まっている。時計を見ると4時半。始発は確か5時。さぁ、困った。ベロベロの状態のこの30分の待ち時間は砂漠のアイススケートシューズぐらい使い道に困る代物。睡魔が背中から圧し掛かり、泥酔が足元を攻撃してくる。どうする事も出来ず御堂筋沿いにある花壇の塀の上で横になり、仮眠をとる事を決意する。ベットインザストリートにはもちろん抵抗はあるが、そうは言ってられない。横になると一瞬で目蓋に重力がかかり、夢の中へと吸い込まれていく。

すると夢の中で黒い猿が数匹やってきて、松原を囲いこみだした!…そして抱き枕を抱えて夢の中で寝ている松原に近づいてきて抱き枕を奪おうとしてくるのだ!「なんだこの猿わっ!」苛立った松原は猿を追い払おうとした瞬間、目が覚める。するとヤンキーっぽい数人が松原の周りを囲んでいて、松原が抱えている鞄を取ろうとしているでは無いか!「な、何するんだ!?」大声で叫んだ松原に驚いたヤンキーたちはダッシュで逃げ出した! 置き引きをされそうになったという事実がゆっくりと脳に浸透してきた松原は段々と腹が立ってきて、その逃げるヤンキーたちを追いかける。「ゴラァ、待て!」御堂筋大カケッコの始まりである。しかし泥酔している松原は若者に追いつく事も無く、どんどんと後ろ姿が小さくなっていく。そしてようやく気付く。追いついても向こうは4人でこっちは1人。「絶対負けるやん。」冷静になってきた松原の足は減速していく。なんか悲しい気持ちになり、心斎橋駅へと戻る事となる。そしてさっきの場所に戻ってきたらさっきの花壇で数名が横になっているではないか!松原と同じ事になってはいけないと思い、起こそうと近づくとそれはなんと弊社スタッフではないか…。理由は解らないですが凹んでた気持ちがなんかちょっと救われた明け方の心斎橋。一生忘れない朝でした。

松原の出張 MUSIC ZOO!! JUNGLE園 Vol.53

先日、病院でかゆみ止めの薬をもらった。電車の中で暇だったので処方箋の中にある薬の詳細を読んでみた。副作用に「かゆみ」って書いてあった。

はーい! と言う事で今月も始まりました隔月連載大人気コラムです! 毎回編集部より「原稿まだですか?」ってメールを貰うまで何もしない追い込まれた環境で本気を出せるストイックな松原ですが、この原稿を書いているのは4月26日。まもなく、というかあと3日で毎年命がけで行っているイベント「COMIN’KOBE15」が開催になります。

その準備に毎日忙殺されておりますが、イベントというのは様々な準備がございます。もちろんブッキングもそうですが、それ以外に会場のレイアウトを作ったり、資料を作ったり、出展者と打ち合わせをしたり、会場と打ち合わせをしたり、やる事は計り知れない。そんな中、とても重要であり、大変な作業があります。それは警備計画です。イベントが安全に行われるように警備を計画するのです。

そしてわが町、兵庫県は明石の歩道橋事件以降もっとも雑踏警備が厳しい県としても有名な訳で、COMIN’KOBEは警察にとっても重要視されてしまっているのである。ここ数年は大丈夫だったのですが今年、会場が変更になる為に1から警備計画をやり直しするので急遽県警に呼び出されて説明をする事になる。しかし全然アバウトにしか出来てなかった為、ボコボコに怒られてしまった。あまりにも怒られるので「毎年やってるので大丈夫ですよ!」と返答すると 「大丈夫と安全は瞬間で変わる! 雑踏は生き物や!」という名言が飛び出してきた。という事で再度提出しなおして、現場視察を行うという事態になってしまった。県警の偉い方が数名と所轄の地域課や交通課など大量の警察に加えて、なんととある大学の雑踏や建築の研究をしている先生がアドバイザーで参加するという一大事の視察となった。実行委員会も誘導責任者、警備会社、会場担当者などを引き連れて20名ほどの一行でCOMIN’KOBEの会場をくまなく視察し、入場方法や入場規制になった時の規制方法、来場者の導線などを徹底的にチェックをしていくのです。アドバイザーの大学教授がそこまで心配する? 的なチェックの連続で、3時間を超える検証となる。確かに安全対策に限りは無い!

しかし凄い空気の中で「ほんまこの人、大丈夫?」的な現場検証を行った後に警察署に戻り、それを踏まえて会議室で話合いとなる。県警からの質問、地域課の質問に答え、そして大学教授からの総評となる。いよいよクライマックス。一体どんな総評になるのか、一同はその発言に唾をのみ込み耳を傾ける。「えー、とにかく安全対策には100%はありません。常に意識して運営をしてください。私からは以上です。」全員椅子から転げ落ちたのは言うまでもない。ええ! それ俺でも言えるで! あまりにも驚いたので松原は先生に質問をしてみる。「先生はフェスとかコンサートとかはよく行かれるんですか?」すると「私は音楽には疎いので行った事はありません。」って来た事ないんかーいっ!!! 県警の苦笑いと共に現場検証はこれにて終了となる。さすが安全を研究してる大学教授、コメントまで安全でしたね。

松原の出張 MUSIC ZOO!! JUNGLE園 Vol.52

どうもあの松原です。名前だけでも覚えて帰ってください。という事であっといまに2014年が忘れ去られそうになっている2015年2月! うっかり昨年末に発表し忘れておりましたあの賞! そうです! 全バンドマンが楽しみにしている恒例松原勝手にランキング2014の受賞式でーす。

さぁ、今年はどんなバンドがランクインしているのでしょうか? ハリキッテどうぞーーー!!(神戸在住の松原1人に聞きました。)(松原調べ)

■年間ツアーバンドランキング2014 in神戸!!
この賞は2014年1年間でもっともツアーで松原の元にやってきた県外のツアーバンドの回数を基に発表致します。COMIN’KOBEなども含む。

①位  太陽族  (6回)  もう不動の5年連続ランクイン!!
②位  Northern19、ビレッジマンズストア、SUPER BEAVER、夜の本気ダンス、Another Story (5回) 3か月に1回もあざます!!

■今年一番一緒に打ち上げした回数ランキング
この賞は今年一番(神戸で)一緒に打ち上げをしてくれた付き合いの良いアーティストに渡される神戸で栄えある、そして名誉ある賞

①位  Northern19 (5回) 出演回数、参加率で祝☆3冠受賞
②位  SECRET 7 LINE(4回) 解ってる、お互い飽きてきてるね。
③位  04 Limited Sazabys(3回) 他の地方も合わせると6回!

■打ち上げ参加率ランキング
出演回数と打ち上げに参加する回数の%が高い順
※注)例え1回の出演でも1回打ち上げすると100%の計算)

①位  UNLIMITS (100%) マジでたまには帰ってください。
その他に同率の100%打ち上げ参加のアーティストはNorthern19、GOING UNDER GROUND、I-RabBits、THREE LIGHTS DOWN KINGS、QOOLAND、ポタリ、MY FIRST STORY、SWANKY DANK、SHANK、MEANING、SAKANAMON、赤い公園、GOOD 4 NOTHING、サクラメリーメン、cinema staff、DizzySunfist、ART-SCHOOL、元DIRTY OLD MEN、HEY-SMITH、tricotなど同率バンド76バンドがノミネート。スペースの都合上申し訳ありません。

■バンドも最高やけどスタッフが凄かったランキング
①位  PIZZA OF DEATH 狂ったクルーで毎晩恐怖(猛爆
②位  LOST IN TIME キングと呼ばれた男に要注意
③位  さよならまた今度ね 2回目に会ったらそうでもなかったw

■今年ツアーで来てくれたのに移動を理由に打ち上げに出てくれなくて松原悲しいランキング(松原個人的な思いも加算)
①位  四星球(0%) 人との付き合いをもう忘れてる(涙)
①位  BLUE ENCOUNT(0%) 忙しいんだね(+o+)
①位  THEイナズマ戦隊(0%)嫌いならそう言って欲しい

■とにかく打ち上げで死ぬほど飲んだバンドランキングかったす! 
①位  cinema staff  (20ℓ) イッキしないと死んじゃうの?
②位  FACT  (19ℓ) 1日で紹興酒、一生分飲んだよね。
③位  ドラマチックアラスカ (18ℓ)最後のサワー縛りが鬼。

■大人打ち上げでイッキも無く幸せだった打ち上げランキング
①位  怒髪天 (料亭) 穏やかな会で美味しい懐石に舌鼓!
②位  SCOOBIE DO (中華) 楽しく、美味しい餃子に舌鼓!
③位  電大 (海鮮) 育毛の話と美味しい海鮮料理に舌鼓!

■とにかく打ち上げが最長時間のアーティストに送る賞
①位  a flood of circle (約7時間)家に帰るの嫌なの?
②位  locofrank (約7時間)お願い、もう帰らせてください。
③位  EGG BRAIN (約6時間)東京神戸往復出来るよ。

■当コラムに「なんで名前載せないねん!」って怒って来たランキング
①位  ニューロティカ (1回)この用件だけでメールやめて欲しいです
②位    該当無し
③位    該当無し
以上今年もスペースの都合上、載せれなかった皆様スミマセン。
ちゃんと嫌いになる前に言ってくださいね。ボク、簡単にスタイル変えますので… それでは今年も皆様!! よろしくお願い致します!

松原の出張 MUSIC ZOO!! JUNGLE園 Vol.51

抱えきれない程のお仕事が沢山あって、寝る時間が欲しいなんて我儘を思える嬉しい限りの毎日。みなさまはいかがお過ごしでしょうか? すべてはお客様の「うまい!」の為に。太陽と虎/松原です。

という事で、やる事が山盛りの中で松原は11/26に発売された「JAPANESE KATANA Soundtrack」のレコ発ライブ東名阪にてコントライブを行って参りました。何それ? という方に簡単に概要を説明しますがBBQ CHIKENSの横山健監督がメガホンを取ったJAPANESE KATANAという架空の映画のSoundtrackという設定のCDがリリースされた訳で、その作品の中にあなたの松原が映画のシーンとコントで収録されている訳なんです。(詳しくはJAPANESE KATANA Soundtrackを検索)そしてそのCDがリリースされたのでレコ発ライブで東京、名古屋、心斎橋の3か所にて20分づつ(全部新ネタ)のトータル1時間のネタ(コント)を行ってきました訳です。「松原って誰やねん!」そんな中で行われる20分のネタ…。一体、何を行ったのか? という事で今日はそのネタの中でボツになった未公開ネタをご紹介! 病院コントです。どうぞ〜

■松原)あー、風邪ひいてもたー。あ、病院あるやん。すみません〜

■看護婦 はい。こちらの病院は初めてですか?

■松原)そうです。

■看護婦 では保険証はお持ちですか?

■松原)はい。

■看護婦 ぷぷぷ。おもちで出来てんのー?

■松原)おもちですか? ってそーいう意味か!? 子供か!? こっち風邪ひいてんねん! はよ診察せーよ! はい! 保険証! これ!

■看護婦 ポイントカードはお作りします?

■松原)び、病院でそんなんあるん? ポイント溜まったら何もらえるねん!

■看護婦 注射1年分回数券です。

■松原)ワシ、何中毒者やねんっ! えーわ! もうええからはよ診察してや!

■看護婦 はい。それではそちらのベンチの横でお待ちください。

■松原)なんでベンチ座ったらあかんねん!

■看護婦 それでは…お待ちの体調の悪い磯部さーん。

■松原)みんなそーやろ!? 元気な奴おんの?

■看護婦 おたせしました。診察室Bにどうぞ〜

■松原)あ、AとかBとかあるんや。なんかおしゃれなネーミングやな〜

■看護婦 風邪ぎみの梅木さん、診察室Zにどうぞ〜

■松原)診察室何個あんねんっ! それかモモクロのファンか!?

■看護婦 それでは重体の阿部さん〜どうぞ〜

■松原)重体の奴、優先させたれよ! なんで一緒に待合室おるねん!

■看護婦 それではお次の8名団体の加藤さんどうぞ〜

■松原)なんで団体で来るねん!? 居酒屋か!

■看護婦 ハっくしょん! まつ、ハックション! 松原さんは、いらっしゃいハックション!、まつばらハックッション!

■松原)なんで看護婦が風邪ひいてんねん!?

■看護婦 すみません。体調管理してたんですけど、今日先生にうつされちゃったみたいで。

■松原)医者が風邪なんかい! どういう病院やねん! 健康な奴、誰もおらんやん!

■看護婦 とりあえず中へ。

■医者 どうぞ、今日はどうされました?

■松原)いや、なんかあまたが痛くて。。

■医者 ぼくも頭痛いんですよ。

■松原)あ、先生も風邪でしたっけ?

■医者 いや、しょーもない病気の患者ばっかで頭が痛いんです。

■松原)絶対いうたらあかんやろ!

■医者 すみません、それでは奥にベットがありますので

■松原)あ、寝転がったらいいんですね?

■医者 ちょっとしんどいんで僕、先に寝かせてもらいますね。

■松原)自由か!

■看護婦 それでは先生が休まれている間に検尿をして頂きたいのでこのコップにしてもらえますか?

■松原)え? ここで? 恥ずかしいな。。

■看護婦 いえ、奥の部屋でどうぞ。

■松原)いや、そこ、先生寝てるんやろ? いや、やわ。もうここでしますんで。はい! 出来ました。はい!

■看護婦 それでは4階の検尿室に持っていってください。

■松原)こぼれるわ! なんで4階でやらせへんねん! ここ1階やぞ!

■看護婦 そう言えば松原さんはお仕事何をされてるんですか?

■松原)あ、ぼくはこう見えても刑事なんです。刑事と言っても暴音団(暴力団の事を映画の設定ではこう呼ぶ)を専門で取り調べるマル暴をやっておりまして

■看護婦 せ、先生! 逃げてー!!!!

■松原)なんで逃げるねん!

■看護婦 先生は暴音団なんです。

■松原)な、なに〜!? おい、待て!

■看護婦 刑事さん止めてください! いかないで!

■松原)いくら止めてもダメだ! 離せ! 医者を隠れ蓑にするような汚いマネは絶対に許さん!

■看護婦 刑事さんの方がよっぽど汚いです!

■松原)何!? どういう意味だ!

■看護婦 だって手に持っている検尿がこぼれてます!

■松原)俺、きったね!(暗転)

という事で以上ボツになったネタでしたー。東名阪3か所のコントライブとてもつらかったよ。良い子のみんなは絶対松原のマネはしないでね。ではまた来週!ばいばい。

松原の出張 MUSIC ZOO!! JUNGLE園 Vol.50

毎日ゲロが出そうなぐらい何かに追われている松原の出張コラムが今月も始まったにゃ。何かに忙殺されている日々の中、先日大阪心斎橋で打ち上げが3時すぎに終わり、三々五々的なお開きに。急にひとりで始発の5時まで2時間ぶらぶらする事になった。一体2時間をどうやって過ごせばいいのか? 神戸に根っこを這って生きている松原にとって大阪はジャングル。不安と緊張で酔いが少し冷めつつ、当てもない旅路へと向かう。

そんな孤独な松原は深夜というのに賑やかな心斎橋に異変を感じた…。いつもの心斎橋では無い。なにごと…。なんとさっきから松原の横を通りすがるのは異常な生物たちではないか!? なんとなんと! 孫悟空や魔女やドラキュラや血みどろのナースやセーラー服やドラえもんなど和洋どころか非現実が入り混じったキャラクターが信じられない数で心斎橋の町中を盛り上げているではないか!? そうか! 世間は完全に10月末のイベント・ハロウィン真っ最中なのである。激しくコスプレ祭りでこんな時間までフィーバーしているのだ! な、なんとけしからん町! 全員注意してやる事に決めた松原は心斎橋をパトロール。しかしそんな彼らはとても笑顔で楽しそうに仲間と騒ぎ、ちょっとぶつかったら「あ、すみません!」と謝る事も出来る素晴らしいコスプレイヤー達では無いか! そしてオープンテラスの様な席が道に出されている飲み屋さんの前を通った瞬間、5人組の仮装した男女グループと目が合った! その瞬間! 目が合った若者たちが仮装もしていない浮いた松原に向かって「いえーーーーい!」と乾杯のポーズをしてきたのだ! さすがの松原も酔っぱらっているとは言え、こればっかりは我慢ならない! 鼻息荒く意気込んで、若者たちに近づき、大声で「いえーーーーい!」と応答!

そこからは6人で楽しい宴が始まったのだ。始発まであと2時間もあり、盛り上がった心斎橋でコスプレしていないのは松原ぐらい。完全に天涯孤独状態からの脱出。人のぬくもりを感じながら見ず知らずの男女と宴会。5人は松原を受け入れ、ビールを御馳走してくれ、松原を中心にたわいもない話に花を咲かせる。これはなんか楽しいぞ。心斎橋最高!ハロウィン最高!元々酔っぱらってた松原はどんどん楽しくなっていく。そして…小一時間ほど経った頃。彼らは5人だけの共通の話しで盛り上がっていた。そう。もう松原には飽きたのだ。ものの2、30 分で全然相手にされなくなり、辛くなった松原は「もう電車の時間やし行くねー」と、そのラストチャンスの呼びかけにも彼らは薄めのリアクションで「またねー」のみ…。始発まであと1 時間ぐらいある。またこんな出会いを期待して歩く夜道。結局何もないまま駅に到着。居場所も無く、駅前に座り込むが寒さもましてきて何か泣きそうになる。そしてその寒さに比例してどんどんとあのコスプレをして楽しんでいた若者たちへ怒りが湧いてくる。なに調子乗って仮装パーティーなんかしとんねん。今度あったらぼこぼこにして、こうやって、こうやったんねん。怒りに任せて今から始発までの1 時間、松原は一人でそんな仮想パーティーを繰り広げる。

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