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今月のリリース Vol:172

音楽関係者が本気でお勧めする1枚!!

ART-SCHOOL LIVE at STUDIO COAST

Artist : ART-SCHOOL

Ba.宇野剛史、Dr.鈴木浩之の脱退前ラストワンマンのライブDVD。ART-SCHOOLが歩んできた道のりは、平坦ではなかったと思う。もしかしたら”バンド”という形に拘り続けているからこそ、平坦ではないのかもしれないとも感じる。しかし、木下理樹という存在が"ART-SCHOOL"を作り上げていることに間違いはないけれど、それを"木下理樹"ではなく、"ART-SCHOOL"として表現し続ける意味が、このDVDで分かって頂けると思う。
ライブ本編は、本当にこれで最後なの? と思ってしまう程、メンバー4人がステージ上でグルーヴを生み出し、その奏でる爆音にオーディエンスも最高の反応で答えてくれている。ドキュメンタリーでは、ここに至るまでのメンバーそれぞれの想いや、素顔が垣間見え、バンド内の独特な緊張感まで伝わってくる。
“ART-SCHOOL”が歩み続ける以上、この作品は是非観ておいて欲しい。

レビュー執筆者:ふちがみけいた PONY CANYON制作ディレクター。酒とタバコと音楽とサッカーがあれば生きていける気が少しだけしている今日この頃。

Everlast

Artist : THE Hitch Lowke

新人ロックバンド THE Hitch Lowke(ザ ヒッチローク)の2/29にリリースされた2ndマキシシングル『Everlast』を激プッシュします!!
リリースに先駆けてYouTubeで公開されたタイトル曲「Everlast」のミュージックビデオが公開後5日で1万回再生を超すなど一気に注目が集まっている。
今作は、ライブでメチャクチャはしゃげる2曲とバンド自身初となるバラード曲が1曲収録されたが、3曲一貫したテーマが、“明日への希望と勇気”。THE Hitch Lowke流の刺激的かつ優しさスパイスで包まれた3曲を存分に味わえる作品に仕上がった。また対バンキラーの異名を持つ彼らのライブも見逃せない!

レビュー執筆者:POWERPLAY MUSIC 濱口 POWERPLAY MUSIC兼POWERPLAY PUBLISHINGに所属し、THE Hitch Lowkeのマネージャーと自社インディーズアーティストのレーベル制作を担当。最近よく足がつる。

Grinding Sound

Artist : TOKYO No.1 SOUL SET

もはや説明不要のBIKKE(Vo.)、渡辺俊美(Vo./G.)、川辺ヒロシ(DJ)によるトライアングル・ユニットTOKYO No.1 SOUL SET、まさか知らない方はいないですよね? 昨年は20周年企画アルバム『全ての光』でHALCALI、中納良恵(EGO-WRAPPIN’)、紗羅マリー、小泉今日子、真木よう子、原田郁子(クラムボン)等、女性アーティストだけにこだわって制作されたフィーチャリング・カバー・アルバムが超話題になったし! しかも、渡辺俊美が“猪苗代湖ズ”としてNHK「第62回紅白歌合戦」に出演してたし!
そのTOKYO No.1 SOUL SETが、3年振りにオリジナルアルバム『Grinding Sound』をリリース。デビュー以来、既成概念にとらわれない独創的なサウンドで支持されてきた彼ら。現在の東京を描ききる今作にご期待ください! DVDには「Innocent Love(出演:竹下玲奈)」、「接吻(ボーカル/出演:紗羅マリー)」、「STARDUST(TOKYO No.1 SOUL SET feat.スチャダラパー 」等5曲を収録してます。

レビュー執筆者:エイベックス 木村恵美子 LOW IQ 01&メディア担当。ソウルセットとCKB好き。もちろん! スカパラもリスペクト! スカパラの最新アルバムが3/21発売! 4649♪

DESINTEGRATION

Artist : YOLZ IN THE SKY

永遠に繰り返されるビート、上質な織物のように何層にも折り重なるサウンド。
そして突如現れては霧のように消える声。
音楽の様々な様式を、またバンド自身をまさに壊すように突き進んできたYOLZ IN THE SKY。
未だ進化過程、しかし今ここに刻まれるべき発明品のような作品の誕生!
そのサウンドが規格外ならば、パッケージも規格外のメタルボックス(缶)仕様。44分ノンストップ!
オルタナティブ・ミックスver.のディスク2も付いた豪華2枚組で衝撃のリリース!

レビュー執筆者:森 暁王 (株)スペースシャワーネットワーク felicity宣伝担当。ロックをこよなく愛する33歳。新レーベル“eninal”作りました、よろしくです。

ゆい

Artist : かりゆし58

“ゆい=結い=人と人の結びつき、絆”をテーマとし、沖縄出身のかりゆし58らしい沖縄民謡を融合したまさに琉球ロック!
冒頭から始まる“ゆいや、ゆいや”のかけ声から、すでに沖縄の雰囲気に引き込まれます!
心地良い沖縄の彼らならではの歌詞とメロディーとツインギター聴かせる往年の洋楽ロックを思い出すようなロックサウンド。洋楽ロックファンにも是非聴いて欲しい1曲です!
カップリングの「じゃあまたな」も懐かしいオールドロックを思い出すようなサウンドでありながら、彼らのヒット曲「オワリはじまり」のように聴いた後には何かを考えさせられる1曲。
今回のシングルの収録曲は、共にライブでの披露を楽しみにして欲しい楽曲です!
聴いてくれた方に聞いてみたい質問があります。
「こんなバンド他にいないでしょう!?」

レビュー執筆者:LD&K 松田裕樹 かりゆし58これからもよろしくお願いします!【かりゆし58 Official Twitter : @kariyushildk】

ロッキン・イン・ザ・パンダワールド

Artist : ギターパンダ

年間150本ものライヴを全国津々浦々で毎年行っている筋金入りのライヴ・アーティストであるギターパンダが約2年振りのニューアルバムをリリース。前作『ロックンロールパンダーランド』はこのCD業界厳しいご時世に予測に反して結構売れまして、未だにロングセールスを記録している状態で、レーベル側としましても“次はもっと売れるのではないか”と調子に乗ってきている状態での今作のリリースとなりました。
ギターパンダ独特のグッドメロディとツボをつきまくったギターワークにはますます磨きがかかり、そして歌詞のシニカルなリアリティは名人芸の域にまで達しております。シンプルかつ説得力のあるロックをやらせたら今や日本一のアーティストでしょう。特に今作のM-1「人類滅亡」は後世に語り継がれるべき名曲。リアリティと説得力の塊のような楽曲です。

レビュー執筆者:redrec / sputniklab inc. 山野秀太 阪神タイガースとフィリピンパブをこよなく愛し、かつてはパンクラス道場にも通っていたこともあります。フィリピンパブは京成立石のクアトロがモストフェイバリット。最近サーフィンに興味もでてきました。

cue

Artist : ミナワ

“DISC NOW!!”を読んでいらっしゃる皆様こんにちわ! 京都ライブハウスVOXhall店長・有堀です! 京都を中心に僕はいろんなバンドと関わってきましたが、今回紹介したいバンドは一番初めに音源を聴いたとき歌声にドキッとしたほんとめちゃくちゃ大プッシュアーティスト! それがこのバンド、京都発Nostalgical Urban Pop!、“ミナワ”。Vo.長谷川尚子の歌声は聴き手の心を包み込んでしまうように優しくて温かく、アンサンブルは緊張と緩和を繰り返し心地よさの境地に連れていってくれます!
そのミナワが1月にニューシングル『cue』を発売。今のミナワが、このシングルで全てわかる作品となってます。そして、なんとミナワのギタリストには京都が誇るバンド、空中ループの和田が参加! 今年大注目の“ミナワ”を是非チェックしてください! CDの購入はオンラインにて可能です(↓)。
サンレインレコード <http://www.sunrain-records.com/>

レビュー執筆者:京都VOXhall店長 有堀 誠 5年前から京都VOXhall店長となり、京都ライブハウスシーンの一角を支える存在となっている。また、自主インディーズレーベル“VOX”を立ち上げ、現在は京都のバンド、MILKBARを手がけている。

銀河伝説

Artist : 及川光博&THE FANTASTIX

及川光博&THE FANTASTIXというバンド名義でリリースする“ミッチー”の最新アルバム『銀河伝説』。“遊び心”と“こだわり”のアルバムは、及川光博真骨頂の “FUNK“ミュージックをはじめ、ロックやポップス、及川光博の作・演出によるシュールなラジオドラマまで、聞き始めたら最後まで気の抜けない全9曲。
時代に抗ってデジタル配信は当面やらない! というこだわり制作のCD重視。
アーティスト“ミッチー”がいよいよスタート。アルバム『銀河伝説』をひっさげての全国ワンマンショーツアーも3/24から。“生”ミッチー開放! です。バンドTHE FANTASTIXとの一体感、ファンキーな楽曲、キラキラ&ノリノリのステージで玄人さんも初心者さんも“心のデトックス”空間をご提供いたし ますぅ♡
ツイッターハッシュタグ:“#銀河伝説”をつけてつぶやいてプリーズ。

レビュー執筆者:喝采 山室☆秀壹 喝采(レコード会社の名前です)A&R、90年代バブれなかった男。男子のくせにバブルバスは好き、しかもメタラー。

BEACH SOUND4

Artist : THAMII

大阪が生んだ、新しい才能。THAMII(タミー)の最新盤。流通版CDは早々に完売。アコースティックソウル、アイランドレゲエを主体に、独特の世界観で人も空も波も、その空間をゆるやかに溶かす心地よいメロディ。何よりの魅力は、会ってみるとすぐ分かる、彼自身のまとった不思議な“土”の香り。植物が根付き、命が育まれる、土。その深く生々しい“土臭さ”は、遠く切ない田舎の懐かしさだけでなく、なぜかアフリカンでブラックな深いソウルを感じさせる。
このアルバムにも収録されている「南の島の恋の唄」は、まさに今の彼を象徴する奇跡の1曲。南の島へ思いを馳せながら曲を制作し、日本中を旅しながら唄い続けるTHAMII。今年も“島フェス”への出演が決定。ぜひともライブハウスへ足を運んで、彼の音を、彼の“土臭さ”と共に、生で聴いてほしい。
【THAMIIオフィシャルサイト http://thamii.com/

レビュー執筆者:“島フェス”代表 丸尾誉(まるおたかし) うどん県出身、東京在住。麺とフェスが好き。昨年、記念すべき第1回“島フェス”を故郷うどん県で開催するも台風直撃。今年もやるよ。 http://shimafes.jp/

Thank you my 90’s

Artist : the 90s

2012年、京都の街からものスゲェーバンドが登場!! その名もthe 90s(ザナインティーズ)。このバンド一言でいうと“シネマロック”という言葉が相応しい。人は映画館という空間に入ると何をするだろう? そう、まずは作品の中に入り込める空気を自分自身で作る。その感情は映画の作品によってきっと異なるものだと思う。しかし、たったひとつだけの感情は変わらない。それは、これから目の前で起こる世界に、“どれだけ心を浸せるか”といった、胸踊らせる感情だ。彼らの生み出す音からは、素晴らしい映画を見た時に起こる、胸踊らせる感情が沢山溢れ出ている。そして、一度音を出せば映画の物語のように喜怒哀楽が展開されていく。そんな若干20歳の若者達が京都、三条から世界へと“シネマロック”という物語を描いていく。そう、全ては物語の存在を忘れている人の為に。2012年、“the 90s”はプロローグを迎える。LIVE情報等、詳しくはWEBサイトで!
http://www.the90s.jp/top.html

レビュー執筆者:株式会社ヤマハミュージックパブリッシング 岡崎健 好きなもの:ラーメン、スーパー銭湯、魚(刺身)、音楽。嫌いなもの:不味いラーメン、狭いスーパー銭湯、古い魚、音楽していない音楽。

mimic

Artist : NIGHTMARE

NIGHTMAREの2012年第1弾シングル「mimic」は、イントロからハードかつ少しオリエンタルな香り漂う咲人渾身のロックチューンに仕上がっている。
NIGHTMAREのシングルといえば、歌ものというイメージがある中、そのイメージを払拭したコアなバンドサウンド、真骨頂的な1曲に仕上がっている。
そんなNIGHTMAREは全国ツアーの真っ最中。ファイナルは3/2、日本武道館。
4度目となる武道館公演で「mimic」を体感し、新たなNIGHTMAREの始まりの日となる事、間違いなしであろう。

レビュー執筆者:菊池 エイベックス・エンタテインメント株式会社・宣伝。

ひとひらの時

Artist : 蜜

木村ウニ♀と橋詰遼♂、異色な男女2声による唄合戦ユニット“蜜”。
唄とギター、とシンプルな構成で“蜜”の旨味を濃縮還元した1stミニアルバム『いくつかの恋』に続き、早くも第2弾となるリリース!
兄弟アルバムとなるこの2ndミニアルバムでは、“2人の音、時々、vs凄腕音楽家”をテーマに、凄腕鍵盤奏者・森俊之氏、凄腕マルチ弦プレイヤー・西海孝氏をお迎えし、それぞれの曲が求める音が彩りを添え、更に鮮やかな“蜜”ワールドを展開しているのであります。
あなたもいつの日か通り過ぎたであろう、甘酸っぱい通り道が、きっと蘇る。それは永久に鮮やかで色褪せない。とにもかくにも、絶品なのです!!
濃ゆ~い“蜜”をご賞味あれ!

レビュー執筆者:ハニーヒップ まるこびっち “蜜”の素敵な音を伝えるべく、一緒に巣で練り練りしたり、ミツバチの如く飛び回ったりな日々を送る、アラサー♀です。

Gris Gris

Artist : ザ・ビートモーターズ

1年以上のお待たせでした。あと約1ヵ月であなたのモノです。ザ・ビートモーターズ渾身の2ndアルバム『Gris Gris』の紹介です。
私は現場マネージャーとして今作の制作過程を最初からウォッチしていますが、オススメするなによりのポイントは"音"です。彼らの特徴でもある往年のロックサウンドにこだわり、レコーディングではヴィンテージ楽器を用い、サウンド面ではこれ以上ないと言うほど作り上げてきました。
現代ロック、ポップスのアレンジが融合し、ロックにうるさい音楽フリークな"団塊の世代"からティーンのバンドキッズまで老若男女幅広い世代のリスナーが、うなり快哉を叫ぶような作品となっています。
個人的にオススメは3曲目「エコー」。言葉の"連射"の裏に隠されたメッセージ力とスロー&スウィートなメロディー、そして秋葉の野太く、腹の底からわき上がる叫びにも似た、しかし美しいヴォーカルがバランスされた聴きごたえのある1曲です。

レビュー執筆者:ソニー・ミュージックアーティスツ 川井 洸太郎(28) ザ・ビートモーターズ現場マネージャー。ジミヘンが好きでシアトルに住んでしまったアメリカかぶれです。60s、70sの洋楽ロックフリークはビートモ必見・必聴です!

おかわりください

Artist : アルカラ

ロック界の奇行師、アルカラの待望の新作がリリースなわけです。マジで、聴いとかないわけにはいきません。私が初めてアルカラを観たのは、忘れもしない 08年か09年(曖昧)の下北沢251でした。Vo.稲村が何故かセーラー服姿で、そのことには一切触れずにめちゃくちゃ爆発力のあるライブをしていて、 「なんかよくわからんけどカッコいい!! 」と思ったのが最初でした。ですが、あれ以来セーラー服姿なんぞ見たこともなく、ありゃなんだったんだ状態で時は過ぎ、2012年一発目のライブ、 COUNTDOWN JAPAN 11/12@コスモステージ大トリ。超満員のお客さんの前で、アンコールに登場した稲村は篠田麻里子コスプレでした。そんな奇行師っぷりも然ることなが ら。驚くくらいエネルギッシュなライブをするんです。驚くくらいぐっとくる音楽を鳴らすんです。そんなアルカラの魅力を4方向から見てみたら、こんな4曲 入りのEPになりました。ライブ映像が入ったDVDも付いちゃって、もう満腹必死な『おかわりください』。ヤバいです。

レビュー執筆者:ビクターエンタテインメント株式会社 FlyingStar Records 小平 美由紀 アルカラのA&Rをやっておりますが、何故かクレジットには“家庭教師”と書かれています。…あ、最近コンタクトがめんどくさくてメガネだからか。

Ivy

Artist : NOCTURNAL BLOODLUST

圧倒的な音圧によって紡がれる独自の世界観、壮絶なライヴパフォーマンスで観客を魅了し、今年ロック界で台風の目になりつつあるNOCTURNAL BLOODLUSTが、遂に2012年2/1に待望の1stミニアルバム『Ivy』をリリースした!!
様々な歌唱法を使用し、日本で唯一8種類のシャウトを使い分ける尋(Voice)の歌声と、卓越したテクニックを持ちラウドなサウンドの中にもメロディアスで多彩な展開を見せるドラマティックな楽曲は、各方面から大きな反響を呼んでいる。ミニアルバム発売直後にはあまりの反響の為、一時CDが入手困難になる。
ロックリスナー必聴の大注目バンド!! NOCTURNAL BLOODLUSTの世界に貴方も一度足を踏み入れてみてはどうでしょうか。

レビュー執筆者:池間 椰子香 ライター。