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今月のリリース Vol:220

音楽関係者が本気でお勧めする1枚!!

『THIS IS WHAT YOU ALWAYS DO』

Artist : Castaway

満を持して、という言葉が相応しい。数々の海外アーティストのサポートをこなしながら、様々なジャンルの国内勢とも共演。東京のシーンを牽引する若手トップバンドであり、ポップパンクの可能性を一身に背負う彼等が、自主制作音源を経て遂に初の全国流通盤をリリースだ。高らかに力強く、時に寄り添うように優しく唄われる声。海外の最新トレンドを盛り込みながら、決して単なる真似ごとにならないオリジナリティー。哀愁とは一味も二味も異なる、叙情感あるエモーション。シンガロングをはじめとした、ハードコア譲りのパッションを全て内包するサウンドスケープと楽曲構成。これまでの彼等の武器を正統進化させたとい うべき、涙腺を刺激する「熱さ」にまたしても胸を打たれる。そして何よりもこのバンドが最高なのは、あくまで等身大な所なんだよなあ。音楽を聴いて響きにくくなった人の心の琴腺にも、最短距離で届く一枚がここにあるよ。

レビュー執筆者:MAXTREME RECORDS代表 鎌田 a.k.a. ただのCastawayのファン

『Still Can’t The Dead』

Artist : DOOM

伝説の1stアルバム『NO MORE PAIN...』待望のリイシューに続き、遂にベールを脱いだ実に16年振りのニューアルバム。ex.CASBAHの古平(Ba.)を迎え入れ、藤田タカシ(G./Vo.)、PAZZ(Dr.)という鉄壁トリオで制作された復活作だ。
前作『WHERE YOUR LiFE LiES!?』(1999年)はデジタル要素が色濃く反映されたインダストリアル・サウンドだったが、本作はメンバー3人のバンド・アンサンブルが際立つ作風に仕上がっている。
DOOMサウンドの大きな特徴でもあるフレットレス・ベースは健在で、フィンガー・ピッキングで奏でられるしなやかで力強いフレーズにシビれるファンも多いハズ(特にインストのM-8は秀逸だ)。
咆哮するヴォーカル、豪快なギター、手数の多いドラム、そのどれもがDOOM以外のなにものでもないサウンドを構築している。新たな伝説の幕開けに相応しい力作だ。

レビュー執筆者:齋藤 靖 (株)ディスクユニオンお茶の水ハードロック/ヘヴィメタル館勤務。B.T.H. RECORDS / 13th REAL RECORDINGSディレクター。21世紀にDOOMの新作が聴けるなんて幸せです!

『ワイルド・サイドを行け』

Artist : GLIM SPANKY

『ワイルド・サイドを行け』というアルバムのタイトルを見た時、「あ、ルー・リード」という反応をしてしまう人が少なくないだろう。彼らGLIM SPANKYというアーティストは音楽のルーツをとても大切にしている。
ルーツがあって、今がある。“ロックは生きている”というキャッチを掲げて、2016年は活動をしているが、どの楽曲も守りに入らず、常に攻めの姿勢で作品を制作してきた。
リードトラックでもある「ワイルド・サイドを行け」の歌詞にもある“悪い予感のする方へ”という言葉がGLIM SPANKYへこれからもついていきたくなるような1枚のミニアルバムになったのではなかろうか。

レビュー執筆者:久保田健斗 ユニバーサルミュージック/Virgin Musicでアーティストの宣伝を担当している、 久保田健斗(くぼけん)です。「なんかよく分からないけど、よく会うね!(笑)」と言われるくらいフットワーク軽く生きていきたいです。

『Ginger!!!』

Artist : HERO COMPLEX

THE NINTH APOLLO 2015ニューカマー組でもひときわ泥臭く、誰よりもライブ本数を重ね、地元北九州を大事にするHERO COMPLEXにはどこか同じにおいを感じます。そんな彼らの1stアルバムは、ストレートかつシンプルで嘘偽りない言葉や一度聴いたら耳から離れないメロディーライン満載。純粋無垢でパワーのある三人の人となりが出た楽曲たち。なんだか説明しづらいですが「グイグイ押してくる」感覚がすごいです。これは聴いてみればわかると思う。誤解を恐れずに言えば10-FEETのCDを初めて聴いたときの「なんだこのバンドすげー!」っていう気持ちと似ています。一曲目の「Answer」のメロディーで「マジ間違いねー!」って思う衝撃度高めのデビュー作、振り切りまくった一枚です!

P.S.
後輩の大事な一枚目のアルバ ムのデスクレビューを書かせてもらうのは本当に光栄ですが、これ以上才能輝かせてくるようだったらその芽刈り取るぞ!

レビュー執筆者:バンドウナオト 39degrees 東京都町田市を中心に活動している39degrees(THE NINTH APOLLO所属)のG./Vo.。THE NINTH APOLLOでは人事部を担当しているが(←完全自称)HERO COMPLEXがTNAに所属することは公式発表まで知らなかった。

『We Will Rock You』

Artist : MOTHBALL

遠い銀河系の惑星から突如やってきた、エイリアン「K フレア(赤)」と「アイス G(青)」の二体の宇宙海賊チーム・MOTHBALL。昨年夏にいきなり『What a Wonderful World』というALBUMを投下し、地上波を、そしてライブハウスを騒がす見事な暴れっぷりをみせた彼ら? からの最新!!
ドライブ感溢れるPOP PUNK サウンドから、3月という季節にグッとくる切なソングなど、宇宙規模で楽しめる超傑作!! さらには“We Will Rock You” Release Tourが4月から6大都市で開催決定。
ファイナルは東京・代官山UNIT!今後、間違いなく名盤と謳われる最新作『We Will Rock You』を、ぜひこのタイミングで聴いていただくことをオススメします。

レビュー執筆者:JMSなかむら 海より川派。

『Across the metropolis』

Artist : the pillows

2002年に発売した『Another morning, Another pillows』以来、2作目となるB-side Collection。今作には、2007年以降に発売されたシングルのカップリング曲の他、現在入手困難となっている貴重な音源、さらには今作のために新たにレコーディングされた新録2曲が収録されるという、とても豪華な内容。
昨年12月に開催されたレア曲ツアー“LOSTMAN GO TO CITY”で披露された曲もあり、今作をきっかけに、新たに出会う曲や久しぶりに会う曲が、CD2枚にぎっしりと詰まっている。
DVDには、MUSIC VIDEO 7曲が収録され、新作の「チェルシーホテル」は東京・渋谷に実在するライブハウス“チェルシーホテル”で撮影がおこなわれたもの。シングル盤を既に持っている人にも、最近ピロウズを知った人にも、楽しんでいただける作品です!

レビュー執筆者:バッド・ミュージック 宣伝プロモーター 狹間一恵 the pillows通算20枚目のオリジナルアルバムは、4/6リリース!! 上京して、6年。関西のうどんが恋しく、東京のうどん情報を随時募集中です。

『メチャハイの天地創造』

Artist : 青山☆聖ハチャメチャハイスクール

「現代音楽×アイドル」。
もうゴーストなんて呼ばせない! 現代音楽の奇才、新垣隆氏が初めてアイドルをプロデュースした本作「メチャハイの天地創造」。
サブカルやらメタルやらヒゲ女装やら…アイドル界に溢れる異色コンセプト。
そこに新たな一石を投じた青山☆聖ハチャメチャハイスクールが送る奇々怪々なポップソング。
だけども、しっかりアイドルソング!
※騙されたと思ってサビまで聴いてみてね。

レビュー執筆者:EMI Records テラバヤシ(新米プロモーター) 頭の中はだいたい曇り。たまに空っぽになって晴れる。

『BA・BA・BA ばけ〜しょん』

Artist : 魔法少女になり隊

女の子なら誰もが一度は憧れる「魔法少女」、、に憧れていたボーカルが、魔女にしゃべれなくなる呪いをかけられてしまって冒険している“魔法少女になり隊”。女の子っておしゃべりが好きじゃないですか? それが呪いでしゃべれないって! 辛い、、辛すぎる、、!
その呪いをとくために、、何が起こるかわからない呪文「ぱぁぷんて」を唱えてしまったのです! 某人気RPGの呪文・某ぱ○ぷんてのように、この先何が起こるのか、、? きっと楽しいことが待ってるよね! わたしがみんなを笑顔にするよ! という、ダークネスな気持ちをハッピーにしてくれる、まさに「魔法」を詰め込んだ様な1枚! 20代女子ならみんな知ってる(はず!)、アニメ・おジャ魔女どれみのOP曲のカバーと、私立恵比寿中学に提供した「ちちんぷい」のセルフカバーも収録!
どの魔法(曲)もライブで楽しめること間違いなし! なので、ライブ会場でお待ちしております☆

レビュー執筆者:かともみ 魔法少女になり隊の現場にいますが、たまにパラパラを踊らされています。